【絶対ウケる】保育実習に持っていきたい絵本

保育

保育実習では、子ども達に絵本を読み聞かせる機会が必ずあります。

私も実習生の時、「実習の先生にちょっと読み聞かせしてもらおうかな!」と突然お願いされ、アタフタとクラスの本棚から絵本を選び、読み聞かせをした経験があります。

この時は、なかなか絵本に集中してもらえず、絵本を読み進めるべきか、絵本を中断して子ども達に注意をした方がいいのか…と冷や汗をかきました(^^;

そんな経験から、保育実習には事前に用意した、とっておきの絵本を持参することがおすすめです!

事前に内容を把握し、練習してある絵本であれば、突然読み聞かせをお願いされても、きっと私のようにアタフタすることも無く、スムーズに読めますよ
集中できない子も、つい聞き入ってしまう絵本を選ぶことで冷や汗も回避できるはず👌

本記事では、元保育士で現在も毎日我が子に絵本を読み聞かせているけちゃままが、子ども達が集中してくれる、【絶対ウケる】保育実習に持っていきたい絵本をご紹介します!

年齢別に3冊ずつ選び、簡単なレビューや保育の中での活用方法の紹介もあります
ぜひ、保育実習などの絵本選びに役立ててくださいね^^

絵本ナビ 子どもに絵本を選ぶなら

◯絵本を読み聞かせるメリット

保育現場において、絵本を読み聞かせることのメリットは何でしょうか?

絵本を読み聞かせてもらうことで、子ども達は登場人物になった気持ちで、「嬉しい」「悲しい」「寂しい」「楽しい」など、様々な感情を抱きます。

メリットは、ずばり!
絵本は人の心の変化を、絵や短い文章で、小さな子ども達にも分かりやすく教えてくれる先生である、と言うことです。

私がそう感じた体験をお話しします。

「お友達の物を勝手に取ってはいけないよ」と、いくら保育者が伝えても、何度も友達の物を取ってしまう子がいました。
その子的には、自分が欲しかった物を、手に取っただけ。
“友達が使っている→魅力的に見える→自分もやってみたい→取る”というシンプルな回路です。

この子は、“どうしていけないのか”を想像する体験が少なかったのでしょう。

“どうしていけないのか”を考えられないので、同じ事を何度も繰り返してしまうし、保育者が「いけないよ」と言う意味が伝わらないようでした。

そこで私は、“友達が使っている→魅力的に見える→自分もやってみたい→急に取ったら友達が悲しむ→貸してって言ってみよう”という回路に変換できないものか、と考えました。

その時に活躍したのが、絵本です!

同じ様な場面が載っている絵本を繰り返し読み聞かせ、「見て、物を取られた子がいるね」「どんな表情してるかな?」「どんな気持ちでいるのかな?」と一緒に考えました。

絵本をとおして、客観的に相手の表情や会話を見聞きしたり、登場人物の気持ちを想像したりすることで、少しずつその子の中で変化が生まれました。

だんだんと想像力が育ち、相手の気持ちの変化に気付けるようになり、友達の物を無断で取ってしまう回数が減っていったのです!

このように、絵本は喜怒哀楽などの感性を豊かにするだけでなく、相手の気持ちや今度の場面を想像する力も育んでくれる、とても良い教材です。

またもう一つメリットがあります。

保育現場では子ども達が安全に、かつ楽しく活動できるように“静(せい)と動(どう)の活動”を繰り返せる環境設定が大切です。

その“静の活動”の一つが絵本の時間です。

子ども達が活動的に“動の活動”を楽しんだ後は、“静の活動”として落ち着いて絵本を読み聞かせ、心を鎮めてあげると、次の活動への導入が無理なく集中して行えます。

実際、お昼寝前に絵本や紙芝居を読み聞かせる保育をしている方がたくさんいらっしゃいますよね^^

普段なかなか言葉が出なかったり、自分の考えを言葉にまとめることが苦手だったりする子も、落ち着いた状況で絵本を見聞きすることで、頭が整理され、たくさんの言葉が出てくることもあります

慌ただしい毎日かと思いますが、絵本の時間だけでも、じっくりと子ども達の自由な発言に耳を傾け、受け止めてあげたいですね。
きっとそれは、自分の気持ちや気付きを言葉にして表現することの土台となります。

◯年齢別おすすめ絵本

本題の【絶対ウケる】保育実習に持っていきたい絵本を年齢別にご紹介します!
ぜひ子ども達と笑ったり、考えたり、想像したりして、楽しい絵本の時間にご活用くださいね。

絵本の画像をタップすると、詳細ページに飛べますよ🙋‍♀️📗

・0〜1歳児

  • まだ視力が発達していない0〜1歳児でも、色鮮やかな絵にパッと目を輝かせます。
  • きんぎょを探して一緒に指差し遊びをしてもいいですね!
  • どこ?どこ?と隠れんぼ遊びの導入にもおすすめです。
  • とんとん、ぴょんぴょんなど、子ども達がノリノリになれる擬音に合わせて動く靴が可愛い!
  • 歩き始める時期の0〜1歳児ですが、靴を嫌がる子もいますよね。
    この絵本を読み聞かせたら、思わず靴を履いて歩きたくなるかもしれません^^
  • 昔から愛されている、いわさきちひろさんの絵本。絵がとても優しい水彩画で癒されます。
  • お風呂に入るために段々と裸んぼになっていく男の子の様子に、子ども達は思わず笑っちゃうこと間違いなしですよ!
  • プール遊びなどのお着替えなどの導入にもおすすめです。

・2歳児

  • ちょっと怖いものが大好きな2歳児さんにウケる、こちらの絵本。
    仕掛け絵本になっているのも、子ども達が喜ぶポイントです!
  • おめん部分を保育者や子ども達の顔につけて楽しむこともできます。
    「私もやりたい!」「僕が先!」など、盛り上がりすぎてトラブルにならないよう、事前にお約束をしておくことも大切です。
  • 夏祭りやお店屋さんごっこをする際のイメージ作りにも活用できますよ。
  • 男の子ウケ、間違いなしの一冊です。男の子って本当にタイヤが好きなんですよ^^
  • いろいろな形のタイヤが登場し、「これは誰のタイヤかな?」と想像したり、意見を出し合ったりできる、子ども達との掛け合いが楽しめる絵本です。
  • 2歳児が大好きな遊具といえば、滑り台!しかし、その滑り台がなんだか変なのです。
    変な滑り台がたくさん登場する絵本に、子ども達は大盛り上がりです!
  • 読み方によって面白さが更にアップすると思いますので、ぜひ事前練習をしてから、読み聞かせてみてくださいね^^

・3歳児(年少)

  • 自分の気持ちを言葉にして話せるようになってくる3歳児にぴったり^^
    相手の考えを聞く、自分の考えを話す体験ができる絵本です。
  • 正解はないので、お互いの考えを認め合う事を楽しみましょう!
  • 子ども達が大好きな仕掛け絵本です。
  • 見るもの全てがお化けに見えてしまうのですが、仕掛けページをめくると「あ、違ったか〜!」と子ども達のホッとする姿が可愛いですよ^^
  • 秋の森を舞台に繰り広げられる、可愛らしいストーリー。
    どんぐりなどの、保育現場で身近な木の実が素敵なケーキになる様子に、子ども達の目も輝きます。
  • 秋の散歩や木の実を使った季節の製作などの場面で、導入としても活用できます。
  • 同シリーズのあたたかいおくりもの もりのふゆじたく もおすすめです!

・4歳児(年中)

  • 交通ルールを理解できてくる4歳児には、こちらの信号機のお話しがウケます!
    もちろん、これは普通の信号機ではなく、様々な色に光る信号機なのです。
  • 信号機の変わる色に合わせて、次々と動く車達。
    「次などんな風に動くかな?!」と子ども達へ問いかけたり、子どもの自由な発想を聞いたりして楽しめます。
  • 車がぴょんぴょんと飛び跳ねる場面などもありますので、真似をしてお友達を踏んでしまわないよう、事前に配慮して読み聞かせて下さいね^^
  • 子ども達が大好きな、広瀬克也さんの妖怪シリーズから、こちらをご紹介します。
    4歳ともなると、温泉に行った経験のある子が多く、実体験と絵本の世界を重ねて楽しめます。
  • たくさん出てくる妖怪に「これは何の妖怪かな?」と興味津々になるのはもちろん、最後の展開に「え?!そういうこと〜?!」と盛り上がる事間違いなしです!
  • その他の妖怪シリーズ もおすすめですよ。
  • “うんち”や“トイレ”というワードが大好きな子ども達(笑)もうタイトルだけで大ウケ必須です。
  • お話の前半は、様々な形のトイレが登場するので、子ども達と「こんなトイレだったらどうする?」と想像を膨らませて楽しめます。
  • 後半になるにつれ、絵を細部までじっくりと集中して見る展開に変わってくるので、子ども達がどんどん絵本の世界に引き込まれていきますよ^^

・5歳児(年長)

  • 2匹のカエルが棒切れについて話す、テンポの良い掛け合いが面白い絵本です。
    言葉でのコミュニケーションが上手くなり、絵だけでなく物語の内容を良く理解できるようになる5歳児にぴったりです。
  • 後半の急展開に、子ども達はハラハラしつつも、どんどん絵本の世界に引き込まれていくでしょう。最後はみんなで、この後の展開を予想しても楽しいですよ!
  • お手紙を介して始まる宝探しに、「次はどんな展開が待っているのかな?!」と子ども達が目を輝かせてくれること間違いなし!
  • 文章が長めで、主人公のまゆこちゃんが書いた、可愛らしいお手紙の文字を自分で読むことも楽しみの一つなので、じっくり時間がある時間に読み聞かせましょう
  • 文字を書くことへの興味付けや、お手紙遊びの導入にも活用できますよ。
  • またまた子ども達が大好きなトイレネタ絵本です(笑)
    デパートで、おしっこを我慢しているのに変なトイレにばかり案内されてしまう展開に、「あるある!」と主人公に共感して、「後少し頑張れ〜」と思わず応援したくなりますよ。
  • 5歳児ならば、最後のオチの意味をしっかりと理解できるので、読み聞かせ後の会話も盛り上がります^^

◯まとめ

保育実習でぜひ読み聞かせたいオススメ絵本を、年齢別に3冊ずつご紹介しました。

まだ信頼関係が十分に築けていない実習中は、インパクトある活動で、いかに子ども達の興味や関心を惹きつけられるかが成功の鍵となります。

静の活動であり、保育実習で必ず実践するであろう【絵本の読み聞かせ】を成功させるためにも、本記事でご紹介した絵本をぜひ参考にしてみて下さいね!

絵本ナビ では、ご紹介した絵本だけでなく、年齢別やテーマ、季節別など、あらゆる場面で読み聞かせたい絵本が、種類豊富に揃っています。

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